気ままにゲームする

プレイしてきたゲームの記録。つらつらと私見を語るだけ。

ブログ更新のためにswitchのフィルムを張り替えた

三日坊主、という言葉がある。三日で坊主になるまで徹底的にむしり取る……という意味ではなく、物事に飽きやすい人のことを指す言葉である。半端な気持ちで出家した坊主が3日で俗世に帰ってきた、というお話が由来らしい。……当ブログは、まさに今、それと同じ状況に置かれている。私はとても、とても飽きやすい。趣味は多い方だし、好奇心もほどほどにある。けれど飽きやすい。こういった、自分の考えを文章にして人に見せる行為自体は好きなのだが、いかんせんこだわりが強い。無駄にプライドが高いので、いやここはもうちょっと細かく書かないと……みたいな足踏みを何回も何回もしてしまう。

ブログはいかに更新できるかが勝負だ。継続は力なり、塵も積もれば山となる、千里の道も一歩から。同じような言葉がたくさんあるということは、それほどコツコツと続けるのが大切なのだということだ。大抵の場合、先人たちの言葉は素直に聞き入れる方が賢明である。

という訳で、今回は更新頻度を加速させるために、いかにも!という風なブログ記事を書いてみようと思う。では本題に入ろう。私はSwitchでゲームをするのだが、とあることに悩まされ続けている。画面の反射が激しいのだ。

私は外にSwitchを持ち出して移動時間でゲームをするのが習慣になっている。その時に気になって仕方がないのだ。画面の反射が。どれぐらい反射するのか、画像を見てもらった方が早いだろう。

これは室内灯を最大に明るくした部屋で、ガラスフィルムを貼って起動していない状態の写真だ。画面にちょこんと乗ったミミッキュは反射具合をより分かりやすくするために協力してもらっている。

ガラスフィルムというのはまあそれはそれは反射する。ガラスという特性上仕方がない部分ではあるのだろうが、それにしたってとんでもない反射だ。ミミッキュの顔どころか天井の角までバッチリ反射している。想像してみてほしい。気晴らしにゲームでも、とSwitchを起動したのに、プレイ中ずっと画面に反射した自分と見つめ合わなくてはならない苦痛を。頑張って気を反らせば見ないフリもできるのだが、ロード中不意に真っ暗になるとダイレクトにバケモンの顔が視界に飛び込んできて、強烈な不快感を覚える。これがスリップダメージのごとくじわじわと重なっていき、最終的にもういいや……とSwitchをスリープしてしまう。

厄介なのはゲームごとに反射具合が違うということだ。これはあくまで個人的な感覚でしかないのだが、例えば、ポケモンなどの色味がカラフルなゲームは反射しにくい。

同じ環境で撮った写真だが、ほとんど反射していないのが分かるだろうか。色味が華やかなうえ画面をじっと見ることを必要としないゲームなので、ポケモンは反射を気にせず遊びやすいゲームだ。……まあ、画面が光ってるんだから反射しにくいというのは当たり前の話ではあるのだが。

問題はここからだ。
突然だが、私の一番好きなゲームは逆転裁判シリーズだ。この世界に存在するどのゲームよりも面白いと思っている。特に「成歩堂セレクション」としてまとめられている初期の3作品は傑作中の傑作である。その傑作の生みの親が手掛けたゴーストトリックもまた、例に漏れず傑作である。
シリーズの良いところのひとつは、精密な操作技術を必要としない部分だと思っている。なんせテキストを読んで、スティックを倒し画面にカーソル合わせてボタンを押すだけなのだ。UIはポートピア連続殺人事件となんら変わりない。

だからこそ、家庭機かつ携帯機というコンセプトのSwitchとめちゃくちゃ相性がいいのだ。こういうゲームはどうしてもある程度の時間が取られるし、再プレイまでの時間が開くとストーリーを忘れて詰んでしまう場合もあるので、隙間時間にコツコツと出来るのはありがたい。という訳で、私は移動時間はもっぱら大逆転裁判をプレイしている。
……ではご覧いただこう。大逆転裁判をプレイした時の反射具合を。

それはもう、モーレツに。いっそカナシイほどに反射する。原因はおそらく絵の色味だろう。大逆転裁判は、文明開化直後の日本とイギリスが舞台になっていて、そのコンセプトを統一するためにキャラクターや背景が少しくすんだ色になっている。大正ロマンとか、そういう雰囲気のカラーリングだ。まあ、本編は明治時代の話だが。

特に第一話の舞台、大日本帝国の大法廷は英国のものより質素で、暗い。オマケに主人公もその相棒も真っ黒い制服を身にまとっている。もうめちゃくちゃ反射するのだ。携帯モードになれば、当然画面が小さくなるので、テキストのサイズも自ずと小さくなる。で、その小さい文字を読もうと顔を近付けると、真っ黒い画面越しに気色の悪いアイツと目が合うのだ。
大逆転裁判は、傑作だ。練り込まれたストーリー、美麗かつ独特の世界観を持ったキャラデザイン、美しく壮大な旋律を奏でるBGM。それらが合わさってはじめて、大逆転裁判という傑作が成り立つ。それらすべてを画面に写ったバケモンにぶち壊されるのが耐えられないのだ、私は。

そう、私はやつを成敗してやることを心に決めた。

アンチグレアフィルムをポチッた。
Amazonで適当に見つけた1000円ぐらいのやつだ。最近の液晶に貼るフィルムはやたら豪華な付属品だったりガイドの枠がついてたりするのが多いが、これはクリーナーとフィルムだけのストロングスタイル。いつだって信じられるのは己の技術のみ。

……苦節5分、4回ほど貼りなおし、指で気泡を押し潰しようやく装着。さあ、反射具合を見てみよう。

ぜ、全然反射してない……!!
不器用なため神経をすり減らしながらフィルムと格闘しただけあってこれにはテンション爆上げ。

これで反射を気にせず大逆転裁判を楽しむことができる。今年一番いい買い物かもしれない。もっと早く買っておけばよかった。

という訳で、今回の記事はこのあたりでしめておく。Switchの携帯モードでよく遊ぶゲーマーは買っておいて損はしないと思う。